センサーネットワークの普及と業務の効率化

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温度センサーや位置センサーなどのセンサーを複数に活用し、無線LANでデータを転送する、センサーネットワークの活用と普及が本格化し始めているように思えます。
具体的にどのような分野で、どう活用されているのでしょうか?


回答


大きく分けると、以下のような分野で活用される、もしくはされると言われるように思います。

1)セキュリティ
→入退室管理や不審者の侵入などに備えるものが挙げられます。
2)物流の追跡
→宅急便など、荷物の配達状況などをリアルタイムで把握することが挙げられます。


まだ実用化には至っていない、もしくは間もなく実現されると思いますが、具体的な原理としましては、位置センサーや温度センサーを活用して測定したデータを、無線ネットワークを通じてデータを集めていく流れとなります。
センサーは、建物や設備、さらには商品やヒトに取り付けて、温度や湿度、位置、圧力、加速度などのデータを収集し、無線によって遠隔からデータの変化を監視・分析することとなります。こうした組合せを「センサーネットワーク」と呼ばれます。

よく山道や地方の国道を走行していると、温度を表示する電光掲示板が出ており、低温だと注意を促していますが、今までは、データを収集する際に測定器などを設置し、冬季に定期的にデータを収集する必要がありました。

センサーネットワークの活用によって、遠隔地にいながらにして、より細かな観測地点のデータ収集が可能となってきました。観測地点の状況を精緻に把握・分析することにより、標高などで環境が急激に変化することによる、路面の凍結などを未然に予測することができるようになってきました。


他の分野にも、センサーネットワークは活用される可能性は高いでしょう。分野としましては、現時点では検針員の方が毎月巡回して見て回り、光熱料請求していく、電気・ガス・水道などの利用料金を、センサーネットワークによって自動検針するほか、メーターや機器などの異常や点検なども併せて行うことにも期待されています。


センサーネットワークの普及は、ビジネス面だけではなく、日常生活においても、大きく変わるであろうと思いますが、普及に際してネックになるものは、以下の点が挙げられます。

1)電源の供給
特に山間部や遠隔地に、温度センサーなどの環境センサーを設置する場合、ソーラー電池などが理想ですが、日なたや日陰の問題や、バッテリーの持ちなどがありますことから、メンテナンスがより容易となるよう、使用する電気がより少量であることが望まれています。

2)IPv6の普及
センサーネットワークの普及は、1つ1つのセンサーがIPアドレスを有して、データ転送できるよう、IPv6の本格普及が欠かせないでしょう。

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このページは、Takayoshi.Ishikawaが2011年4月29日 15:57に書いたブログ記事です。

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